訪問看護師のお仕事
主な仕事内容
訪問看護師の仕事内容は訪問先にもよりますが、基本的に行う業務は
●状態観察・バイタルチェック(体温・血圧・脈拍の測定)
●医師の指示に従った医療処置やリハビリ
●身体清拭や入浴介助・衛生面の管理(耳そうじ・爪切りなど)
です。
上記の作業に加えて、患者さんとそのご家族のメンタルケアと介護人のフォローも行います。ひとりひとりの生活に密着して徹底的にサポートができるのは訪問看護師ならではの特権!訪問回数が増えるにつれ、相談を受けたり日々の愚痴を聞いたりすることが多くなっていきます。人とここまで深く接することは病院勤務ではなかなか経験できないことです。
患者さんとの絆が深まるにつれ、仕事が「業務時間」ではなく「大切な交流の時間」に変わっていきます。
違う職種の人とのチームプレイで成り立つ仕事
在宅看護は、他職種との連携が重要なカギとなる仕事です。訪問看護業務の中で必要に応じて関わっていく専門職には
●医師●保健師●ホームヘルパー●リハビリスタッフ(PT/OT/ST)●ケアマネージャー●薬剤師●栄養士
などが挙げられます。
多くの職種の人たちと強い連携を図ることによって、相手に最も適した医療サービスの提供を可能にします。食事療法・薬物療法・リハビリなど様々な方面のケアについて学べるこの仕事では「医療アプローチがどう作用していくのか」「食事・薬物が人体にどんな影響を与えるのか」といった、深く幅広い医療の世界を目にすることができます。
訪問看護師1日の流れ
訪問看護ステーションの一般的な1日の流れをご紹介します!(9:00~18:00勤務の場合)
9:00 | 【朝礼】 重要事項の報告やスタッフ同士の情報共有を行います |
9:15 | 【訪問準備】 訪問スケジュールを確認し、持ち物(医療器具や清潔物品)を準備します |
9:30~11:45 | 【午前の訪問開始】 自動車or自転車または原付バイクで訪問先へ向かいます 訪問1件につき60分ケアが基本です |
12:00~13:00 | 【お昼休み】 午前の訪問が完了したら一旦ステーションに戻って休憩します |
13:15~16:45 | 【午後の訪問開始】 残りの訪問先へ向かいます |
17:00~18:00 | 【日報作成・管理者への報告】 午後の訪問まで完了したらステーションに帰り、1日の業務内容を記録し 管理者・他スタッフへの申し送りを行います |
18:00 | 【退社】 |
※訪問する自宅の件数は、施設によりますが1日につきおよそ4~5件くらいが一般的です。
読んで欲しい!管理人イチオシ記事
-
-
-
訪問看護師と切っても切れない介護のお話
「訪問看護」と「訪問介護」の違い、あなたはわかりますか?ここでは「在宅サポートの仕事」という同じ役目を果たすそれぞれの職種ごとの違いをハッキリさせています。在宅医療の世界について広く学びましょう。